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TCP/IPとは|4階層モデルとOSI参照モデルとの違い

田中 ・ 公開 2026-08-31 ・ 更新 2026-09-07 ・ 閲覧 17
技術解説 #障害対応#DNS

TCP/IPとは、インターネットや社内ネットワークで 実際に使われている通信の仕組み(プロトコル群) です。OSI参照モデルが「概念の物差し」なのに対し、TCP/IPは「実装」。両者の関係を押さえると、ネットワークの全体像がクリアになります。

TCP/IPの4階層モデル

TCP/IPは、通信の役割を 4つの層 に分けます。

名前 役割 代表プロトコル
4 アプリケーション層 アプリ向けのやり取り HTTP, DNS, SMTP
3 トランスポート層 信頼性・ポート TCP, UDP
2 インターネット層 住所(IP)・経路 IP, ICMP
1 ネットワークインターフェース層 隣接機器へ届ける Ethernet, MAC

「TCP」はトランスポート層、「IP」はインターネット層のプロトコルで、この2つが中心なので TCP/IP と呼ばれます。

OSI参照モデルとの違い

OSIは7階層、TCP/IPは4階層。TCP/IPはOSIをまとめた形で、対応はこうです。

  • OSIのL5〜L7(セッション/プレゼン/アプリ)→ TCP/IPのアプリケーション層
  • OSIのL4(トランスポート)→ トランスポート層
  • OSIのL3(ネットワーク)→ インターネット層
  • OSIのL1〜L2(物理/データリンク)→ ネットワークインターフェース層

OSIは学習・整理のための理論モデル、TCP/IPは現実に動いている実装、と理解すればOKです。

データが流れる様子

Webページを見るとき、

  1. アプリ層でHTTPリクエストを作り、
  2. トランスポート層でTCPのポートを付け、
  3. インターネット層でIPアドレスを付け、
  4. インターフェース層でMAC・電気信号にして送る。

受け取る側は逆順にほどいていきます。各層が「自分の担当」を付け外しする、という流れです。

なぜTCP/IPを学ぶのか

インターネットも社内ネットワークもTCP/IPで動いています。IPアドレス、TCP/UDP、ポート、DNS——これらは全部TCP/IPの一部。ここを理解すると、通信の切り分けや設計の土台ができます。

まとめ

TCP/IPは、実際のネットワークを支える4階層のプロトコル群。OSI参照モデル(7層・理論)に対して、TCP/IPは実装です。まずOSIで全体像を掴み、TCP/IPと対応づけて理解するのが王道。IP・TCP/UDP・ポート・DNSは全てこの中にある、と捉えると学習が進みます。

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