nslookupとdigは、どちらも DNSの名前解決を調べる コマンドです。「ドメインがどのIPに向いているか」「DNSの設定は正しいか」を確認でき、Web公開やメール、障害調査で頻出です。使い方と違いをまとめます。
nslookup:手軽に引く
nslookup example.com # ドメイン → IP を調べる
nslookup 93.184.216.34 # IP → ドメイン(逆引き)
nslookup example.com 8.8.8.8 # 使うDNSサーバを指定して引く
Windowsにも標準で入っていて、手軽に使えるのが利点です。「サイトが見えない」ときに、まず名前解決できているかを確認できます。
dig:詳細に調べる(Linux/Mac定番)
digは、より詳しくDNSを調べられるツールです。
dig example.com A # Aレコード(IPv4アドレス)
dig example.com MX # メールサーバ
dig example.com NS # 権威DNSサーバ
dig example.com TXT # SPF/DKIMなどの設定
dig example.com +short # 結果だけ簡潔に表示
dig example.com @8.8.8.8 # 指定DNSサーバに問い合わせ
+short は結果だけをスッと出せて便利です。
ルートから辿って原因を突き止める
dig example.com +trace
ルートサーバ →.com →権威サーバ、と辿る様子が見えるので、「どの階層で名前解決が失敗しているか」を切り分けられます。
nslookupとdigの違い
| nslookup | dig | |
|---|---|---|
| 標準搭載 | Windows/多くの環境 | Linux/Mac(要導入も) |
| 情報量 | 手軽・簡潔 | 詳細(レコード種別・trace) |
| 用途 | ざっと確認 | 詳しい調査・切り分け |
手軽に確認するならnslookup、詳しく調べるならdig、という使い分けです。
よくある調査シーン
- 「サイトが見えない」→ 名前解決できているか(IPが返るか)
- 「ドメインを切り替えたのに反映されない」→ TTLとキャッシュ、
+traceで確認 - 「メールが届かない」→
dig MXで宛先サーバを確認
まとめ
nslookupは手軽に、digは詳しくDNSを調べるコマンド。dig +short で素早く、dig +trace で階層を辿って原因特定、レコード種別(A/MX/NS/TXT)で用途別に確認できます。名前解決の切り分けは障害対応でも頻出なので、両方使えるようにしておくと強いです。