本番機器へのconfig投入は、構築で一番緊張する瞬間です。事故らないための準備と確認の型をまとめます。
現場でconfigを考えない
鉄則は、現場で設定を考えないこと。パラメータシートから作った完成configを事前に用意し、現場では「投入と確認」だけをします。考えながら打つと、必ずミスが出ます。
投入前の準備
- 機器ごとの完成configをテキストで用意(コピペで流せる状態)
- 投入順序を決める(依存関係:先にVLAN、次にIF、など)
- 現行機器なら、投入前に現行configをバックアップ
- 切り戻し手順(元に戻す方法)を用意
投入の手順
- コンソール/SSHで接続
- (現行機なら)現行configを保存
- configを投入(セクションごとに分けて流すと確認しやすい)
show runで反映を確認- 疎通・冗長切替などを試験
copy run startで保存
ダブルチェックの入れ方
- 投入者と確認者を分ける: 可能なら別の人が
showで確認 - チェックリストで機械的に: 「VLANが全部あるか」「IFのIPは合っているか」を項目で確認
- diffを取る: 投入前後のconfigを比較し、意図した差分だけになっているか
危険な操作に注意
- インターフェースの
shutdownを管理経路側でやると、自分が締め出される - ルーティング変更は、経路が切れる瞬間に注意
- ACL適用は、管理通信を弾かないか事前確認
リモートで作業する時は特に、「自分の接続を切らないか」を常に意識します。
保存と記録
投入が終わったら、必ず startup-config に保存し、作業ログ(時刻・投入内容・確認結果)を残します。後で「何をしたか」を追える状態にしておきます。
まとめ
config投入は「事前に完成品を用意し、現場では投入と確認に集中、ダブルチェックで担保」が型です。現場で考えず、戻せる状態を作ってから進める。この段取りが、本番作業の安心につながります。3年目でも、準備を丁寧にやった時ほど事故りませんでした。