Linuxを学ぶなら、自分専用の検証サーバを持つのが一番。無料のVirtualBoxで、手元PCにLinux環境を作る手順をまとめます。
なぜ仮想環境か
本番サーバやメインPCで練習すると、壊すのが怖くて思い切ったことができません。仮想マシン(VM)なら、壊しても作り直すだけ。しかも複数台を立てて、サーバ同士の通信も試せます。学習には最適です。
用意するもの
- VirtualBox(無料の仮想化ソフト)
- LinuxのISOイメージ(Ubuntu、Rocky Linux、AlmaLinuxなど。無料)
手元のPC1台あれば始められます。
作成の流れ
- VirtualBoxをインストール
- 「新規」でVMを作成(メモリ2GB程度、ディスク20GB程度から)
- ダウンロードしたLinuxのISOを指定して起動
- インストーラに従ってLinuxをセットアップ
- 起動して、ログイン
ネットワークの設定がポイント
VMのネットワークには複数モードがあり、目的で使い分けます。
- NAT: VMからインターネットに出られる(デフォルト。まずはこれ)
- ブリッジ: VMが自宅LANに直接参加。他機器から見える
- ホストオンリー: ホストPCとVMだけの閉じたネットワーク。VM同士の検証に
「VM同士で通信を試したい」なら、ホストオンリーや内部ネットワークを使います。
最初にやってみること
lscdcatなどの基本コマンドに慣れる- SSHサーバを立てて、ホストPCから鍵認証でログイン
- nginxを入れてWebサーバにし、ホストのブラウザで表示
- 2台目のVMを作り、片方から片方へping
スナップショットで安心
VirtualBoxには「スナップショット」機能があり、VMの状態を保存できます。「この状態から色々試して、壊れたら戻す」ができるので、遠慮なく実験できます。学習には最高の保険です。
まとめ
VirtualBox+無料のLinuxで、自分専用の検証サーバが作れます。壊してもスナップショットで戻せるので、思い切って試せるのが最大の利点。コマンド練習、SSH、Webサーバ構築、サーバ間通信——本を読むだけでは掴めないことが、手を動かすと一気に分かります。まずは1台、Linuxを立ててみましょう。