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OSPFネイバーがFULLにならない|EXSTART/EXCHANGEで止まる時の切り分け

田中 ・ 公開 2026-07-23 ・ 更新 2026-09-04 ・ 閲覧 37

ラボでも実機でも定番のトラブル、「OSPFネイバーが FULL にならない」。状態ごとに原因が違うので、切り分けを整理しました。

まず状態を見る

show ip ospf neighbor

隣接は Down → Init → 2-Way → ExStart → Exchange → Loading → Full と進みます。どの状態で止まっているかが最大のヒントです。

Init / 2-Way で止まる

片方向しかHelloが届いていない可能性大。

  • Helloパケットの送受信(ACLでブロックしていないか)
  • Hello/Deadインターバルの不一致(両側で一致必須)
  • エリア番号・認証設定の不一致
  • サブネットマスクの不一致

を確認します。2-Way はマルチアクセスで DR/BDR 以外同士なら正常なこともあるので、そこは切り分けが要ります。

ExStart / Exchange で止まる(超定番)

ここで止まる原因の代表格が MTU不一致です。OSPFはDBD交換時にMTUを確認し、食い違うと先へ進めません。両側インターフェースのMTUを揃えるのが基本の対処です。

show interface Gig0/1 | include MTU

どうしても揃えられない場合の回避策として、MTUチェックを無視する設定もあります。

interface Gig0/1
 ip ospf mtu-ignore

ただし本来はMTUを揃えるのが正道で、mtu-ignore は応急処置と考えています。

その他の定番

  • RouterIDの重複 … 別ルーターが同じRouter-IDを持つと隣接が不安定に。show ip ospf で確認。
  • ネットワークタイプの不一致 … broadcast と point-to-point の食い違い。
  • タイマー不一致 … Hello/Dead が合っていない。

切り分けの型

「状態を見る → Init系はHello到達性/タイマー/エリア、ExStart系はMTU/RouterID」という型を持っておくと、闇雲に触らずに済みます。実機トラブルはこの型どおりに潰していけば、たいてい原因にたどり着けました。

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