RackShareRackShareラックを、シェアしよう

DHCPの仕組み|IPアドレスが自動で振られるまで(DORA)

鈴木 ・ 公開 2026-08-01 ・ 更新 2026-09-04 ・ 閲覧 57

PCをネットにつなぐと勝手にIPが振られますよね。あれをやっているのがDHCPでした。仕組みを追ってみます。

手動と自動

IPアドレスは手で設定する(スタティック)こともできますが、社内に何百台もあると現実的ではありません。そこでDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバが、つないだ機器へIP・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイ・DNSサーバをまとめて自動で貸し出します。

DORAという4ステップ

DHCPのやり取りは頭文字を取って「DORA」と覚えます。

Discover : PC「誰かIPくれませんか?」(ブロードキャスト)
Offer    : サーバ「このIPどうぞ」(候補を提示)
Request  : PC「では、そのIPをください」
Ack      : サーバ「はい、貸し出しました」

この4往復で、PCはIP一式を受け取ります。最初のDiscoverは相手が分からないのでブロードキャスト(全員宛て)で叫ぶ、という点がポイントです。

リース(貸出期間)

DHCPで振られたIPは「借りている」状態で、リース期間があります。期間が半分過ぎると、PCは同じIPを更新(延長)しようとします。だからPCをつなぎっぱなしなら、基本ずっと同じIPが使えます。

サーバが別セグメントにいるときは?

Discoverはブロードキャストなので、そのままでは別ネットワークのDHCPサーバに届きません。そこでルーターに「DHCPリレー(ip helper-address)」を設定し、別セグメントのサーバへ橋渡しします。

interface vlan 10
 ip helper-address 192.168.100.10

トラブル時に見る所

IPが 169.254.x.x(APIPA)になっていたら、それはDHCPから返事をもらえなかったサインです。ケーブル、VLAN、DHCPサーバの在庫切れ(プール枯渇)などを疑う、という切り分けができるようになりました。

♥ 0(いいねはログイン後)

コメント 0 件

コメントするにはログインしてください。