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通信断の切り分け|L1からL7へ、下から順に潰す現場の手順

佐藤 ・ 公開 2026-08-15 ・ 更新 2026-09-04 ・ 閲覧 154

「繋がらない」は障害対応の王道です。8年やってたどり着いた、OSI参照モデルを下から潰す切り分け手順を共有します。

なぜ「下から」なのか

物理(L1)が死んでいたら、上位で何をやっても無駄です。だから下の層から順に「ここは生きている」を確定させ、切り分けの範囲を狭めていくのが効率的です。

L1:物理を疑う(意外と多い)

  • ケーブルは挿さっているか、LEDは点灯しているか
  • リンクアップしているか(show interface で up/up か)
  • 光なら受光レベル、メタルならケーブル不良

「まさか」の抜け・断線・ポート故障は本当に多いです。プライドを捨てて最初に見ます。

L2:同じネットワークの中

  • 同じVLANか(show vlan brief
  • MACアドレスは学習されているか(show mac address-table
  • ARPは解決しているか(arp -a でゲートウェイのMACが取れるか)

L3:IPとルーティング

  • IP/サブネットマスク/ゲートウェイは正しいか(ipconfig /all
  • 経路はあるか(show ip route
  • pingは近い所から順に(自分→GW→相手→外部)

traceroute(tracert)で「どこまで届いてどこで止まるか」を見ると、故障箇所が一気に絞れます。

L4以上:ポートとサービス

  • 相手のサービスポートは開いているか(telnet 相手 443Test-NetConnection
  • FWでそのポートが塞がれていないか
  • 名前解決(DNS)は効いているか(nslookup
  • アプリ自体が落ちていないか(プロセス、アプリログ)

切り分けの記録を残す

「L1〜L3はOK、L4のポートで詰まっている」まで絞れれば、担当(NW/サーバ/アプリ)も明確になります。切り分け結果を書き残すと、エスカレーションもスムーズです。

まとめ

繋がらない時は、下(物理)から順に「生きている」を確定していく。この型があるだけで、パニックにならずに原因へ最短で近づけます。焦って上位から闇雲に触るのが一番遠回り、というのが8年の実感です。

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