オンプレ運用で定番のZabbix。最初の一歩として、最小構成と「まず何を監視するか」をまとめます。
Zabbixの登場人物
- Zabbix Server … 監視の本体。データ収集・判定・通知を行う。
- Zabbix Agent … 監視対象のサーバに入れるエージェント。CPUやメモリなどを取得してServerへ渡す。
- Web UI(フロントエンド) … ブラウザから設定・グラフ確認をする画面。
小さく始めるなら、Server1台+監視対象にAgentを入れる、という構成で十分です。
監視の流れ
- 監視対象にAgentをインストール
- Agent側の設定でServerのIPを指定
- Web UIで「ホスト」を登録し、「テンプレート」を適用
- テンプレートに含まれる項目(アイテム)が自動で集まり始める
Linux用の標準テンプレートを当てるだけで、CPU・メモリ・ディスク・ロードアベレージなど主要項目が一気に取れます。まずはこれで動かすのが早いです。
最初に見るべき項目
運用で「これは外せない」という基本セットは、
- CPU使用率 / ロードアベレージ … 詰まっていないか
- メモリ使用率 / スワップ … スワップが増えていたら黄信号
- ディスク使用率 … 満杯は障害直結。予兆で気づきたい代表格
- プロセス/サービスの稼働 … 落ちていないか
- ネットワークの疎通・トラフィック
トリガー(アラート条件)は控えめに始める
Zabbixは「トリガー」で閾値を超えたら通知します。最初から細かく作り込むとアラートだらけになるので、まずは重要度の高いもの(ディスク枯渇、サービス停止)だけ通知し、慣れてきたら足すのがおすすめです。
つまずきポイント
- Agentとの通信ポート(10050/10051)がFWで塞がっていて繋がらない
- ホスト名の不一致でActive checkが動かない
最初はこの疎通まわりで詰まりがちなので、zabbix_get コマンドでServerからAgentの値が取れるかを確認すると切り分けが早いです。まず動かして、グラフが出る快感を味わうのが継続のコツだと思います。