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DMZの考え方|公開サーバをどこに置くか

みさき ・ 公開 2026-07-11 ・ 更新 2026-09-04 ・ 閲覧 251
設計・構築ノウハウ #セキュリティ#監視

外部に公開するWebサーバやメールサーバ。これを社内LANに置くのは危険です。そこで使うのがDMZという設計です。

なぜDMZが必要か

公開サーバは、インターネットからアクセスされる=攻撃対象になります。もし公開サーバが乗っ取られたとき、それが社内LANに直結していると、そこを踏み台に内部まで侵入されてしまいます。

そこで、公開サーバを社内LANとも外部とも隔離した専用エリアに置きます。これがDMZ(非武装地帯)です。

DMZの基本構造

ファイアウォールで、ネットワークを3つのゾーンに分けます。

インターネット ─ FW ─┬─ DMZ(Web/メール等の公開サーバ)
                      └─ 内部LAN(社内サーバ・端末)

そして通信ルールを、こう設計します。

  • インターネット → DMZ: 必要な公開通信のみ許可(例: Webの443)
  • インターネット → 内部LAN: 原則すべて拒否
  • DMZ → 内部LAN: 原則拒否(必要な最小限だけ許可)
  • 内部LAN → DMZ / インターネット: 業務に必要な範囲で許可

ポイント:DMZから内部への通信を絞る

一番大事なのは、DMZから内部LANへの通信を厳しく制限することです。仮にDMZの公開サーバが乗っ取られても、そこから内部へ入れなければ、被害をDMZ内に封じ込められます。

例えば「WebサーバがDBに接続する必要がある」なら、そのDBの特定ポートだけを許可し、それ以外は全部拒否します。

多層防御の一部として

DMZは「境界での隔離」ですが、それだけに頼らないのが今の考え方です。

  • サーバ自体の堅牢化(不要サービス停止、パッチ適用)
  • WAF(Webアプリケーションファイアウォール)で、アプリ層の攻撃を防ぐ
  • ログ監視で侵入の兆候を捕まえる

DMZは多層防御の一枚として位置づけます。

まとめ

DMZは、公開サーバを社内LANから隔離し、「乗っ取られても内部に波及させない」ための設計です。肝はDMZから内部への通信を最小限に絞ること。公開が必要なものは、必ずこの隔離エリアに置く——セキュリティ設計の基本の型として押さえておきましょう。

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