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FortiGateでIPsec VPNを設定する基本の流れ

みさき ・ 公開 2026-07-12 ・ 更新 2026-09-05 ・ 閲覧 149

UTM/次世代FWの定番、FortiGate。拠点間IPsec VPNを設定する基本の流れを、初めての人向けに整理します(具体値は環境に合わせてください)。

前提を整理する

設定の前に、両拠点で以下を決めておきます。

  • 各拠点のWAN側IP(対向の相手アドレス)
  • 各拠点のLAN側セグメント(例: 本社 192.168.1.0/24、支社 192.168.2.0/24)
  • 事前共有鍵(Pre-Shared Key)
  • 暗号化・ハッシュのパラメータ(両拠点で一致させる)

設定の大まかな流れ

FortiGateでは、おおむね次の順で設定します。

  1. VPN → IPsec トンネルを作成(対向のWAN IP、事前共有鍵、フェーズ1/2のパラメータ)
  2. トンネルインターフェースに合わせて、ルーティングを設定(相手LAN宛ての経路をトンネルへ)
  3. ファイアウォールポリシーを作成(LAN↔トンネルの通信を許可、双方向分)
  4. 対向のFortiGate(または他社機器)でも、対応する設定を入れる

「トンネル作成 → ルーティング → ポリシー許可」の3点セットが基本です。ポリシーで許可を入れ忘れると、トンネルは上がっても通信が通りません。

フェーズ1/2のパラメータ一致

両拠点で、暗号化(AES)、認証(SHA)、DHグループ、鍵の有効期間などを揃えます。片方でも違うと、トンネルが確立しません。事前にパラメータ表を作って、両拠点で照合するのがおすすめです。

確認と切り分け

  • トンネルの状態(UP/DOWN)を管理画面で確認
  • ログでフェーズ1/2のどこで失敗しているかを見る
    • フェーズ1で失敗 → 対向IP、事前共有鍵、IKE設定
    • フェーズ2で失敗 → 対象セグメント(暗号化対象)の定義不一致
  • 通信できない時は、ファイアウォールポリシーの許可漏れも疑う

よくあるハマり

  • ポリシーの双方向許可を片方だけ入れて、片方向しか通らない
  • 対象セグメントの定義が両拠点でズレていて、フェーズ2が上がらない
  • NAT環境で対向IPがずれる(NAT Traversalの考慮)

まとめ

FortiGateのIPsec VPNは「トンネル作成 → ルーティング → ポリシー許可」の3ステップが骨格です。両拠点のパラメータ一致とポリシー許可がポイント。上がらない時は、ログでフェーズ1/2のどちらで止まっているかを見れば、原因を絞り込めます。まずは検証環境で1本張ってみるのが理解への近道です。

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