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Elastic IPとプライベートIP|AWSのIPアドレス体系を整理する

クラウドかなこ ・ 公開 2026-07-18 ・ 更新 2026-09-04 ・ 閲覧 233

AWSには「プライベートIP」「パブリックIP」「Elastic IP」と、IPが何種類も出てきます。混乱しやすいので、それぞれの役割を整理します。

プライベートIP

VPC/サブネットのCIDRから、EC2に割り当てられる内部用のIPです。

  • VPC内の通信で使う
  • インスタンスを停止・起動しても変わらない(固定)
  • 例: 10.0.1.20

VPC内のサーバ同士は、このプライベートIPでやり取りします。

パブリックIP(自動割り当て)

インターネットと通信するための、外向けのIPです。パブリックサブネットのEC2に自動で付けられます。

  • インターネットからアクセスできる
  • ただし、インスタンスを停止・起動すると変わってしまう
  • 例: 停止→起動で 54.x.x.x が別の値に

「固定したいのに、再起動でIPが変わって困る」——これがパブリックIPの弱点です。

Elastic IP(EIP)

固定のパブリックIPです。AWSから確保して、インスタンスに付け替えて使います。

  • 停止・起動しても変わらない固定グローバルIP
  • 別のインスタンスに付け替えられる(障害時の切り替えに便利)
  • DNSに登録する外向けサービスや、相手にIPを固定で伝える必要がある場合に使う

使い分け

  • プライベートIP: VPC内部の通信(常に使う)
  • パブリックIP(自動): 一時的に外に出られればいい検証用など
  • Elastic IP: 外部に固定IPで公開したい本番サーバ

コストの注意

Elastic IPは、使っていない(インスタンスに紐づいていない)状態だと課金されます。確保したまま放置すると無駄なコストになるので、使わないEIPは解放します。

実務での設計

最近は、サーバに直接EIPを付けるより、ロードバランサ(ALB/NLB)を前段に置いて、そのDNS名で公開する構成が主流です。サーバのIPを固定する必要がなくなり、冗長化もしやすくなります。

まとめ

  • プライベートIP … VPC内部用・固定
  • パブリックIP(自動)… 外向け・再起動で変わる
  • Elastic IP … 外向け・固定(ただし遊ばせると課金)

「固定の外部IPが要る=EIP、でも今はLB前段が主流」と覚えておくと、設計で迷いません。

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