RackShareRackShareラックを、シェアしよう

AWSのVPNとDirect Connect|オンプレとクラウドをつなぐ

クラウドかなこ ・ 公開 2026-07-18 ・ 更新 2026-09-04 ・ 閲覧 219

「オンプレの社内ネットワークと、AWSのVPCをつなぎたい」。この定番要件を実現する2つの方法を比較します。

ハイブリッド構成の需要

多くの企業は、いきなり全部クラウドではなく、オンプレとクラウドを併用します。すると、社内サーバとVPC内のサーバが安全に通信する経路が必要になります。方法は主に2つです。

Site-to-Site VPN

インターネット越しに、暗号化トンネル(IPsec)でオンプレとVPCをつなぎます。

  • 手軽・低コスト: 既存のインターネット回線を使える
  • 短時間で構築できる
  • インターネット経由なので、遅延や帯域が安定しないことがある
  • 通信は暗号化されるのでセキュア

まず繋ぎたい、コストを抑えたい、という場合の第一選択です。

Direct Connect(専用線)

AWSとオンプレを、専用線で物理的に接続します。

  • 安定・高帯域・低遅延: インターネットを通らない専用経路
  • 大容量・低遅延が必要な基幹システム向け
  • 構築に時間とコストがかかる(回線契約が必要)

「品質が重要」「大量データを安定してやり取りする」場合に向きます。

組み合わせて冗長化

実務では、Direct Connectをメインにし、VPNをバックアップにする構成もよく取られます。専用線が切れても、VPNで通信を継続できます。可用性を重視するハイブリッド構成の定番です。

つなぐ側の設定

  • VPC側: 仮想プライベートゲートウェイ(VGW)またはTransit Gatewayをアタッチ
  • ルートテーブルに、オンプレのCIDR宛て経路を追加
  • オンプレ側: ルータ/FWでIPsecやBGPを設定

ここでもCIDRの重複回避が前提です。オンプレとVPCのアドレス範囲が被っていると、つなげません。

まとめ

  • VPN: 手軽・低コスト・インターネット経由(まず繋ぐなら)
  • Direct Connect: 安定・高品質・専用線(基幹・大容量なら)

要件(コスト重視か品質重視か)で選び、可用性が要るなら両方を組み合わせます。ハイブリッド構成は今後も増えるので、押さえておくと強い分野です。

♥ 0(いいねはログイン後)

コメント 0 件

コメントするにはログインしてください。