RackShareRackShareラックを、シェアしよう

VPCピアリングとTransit Gateway|VPC同士をつなぐ2つの方法

クラウドかなこ ・ 公開 2026-07-19 ・ 更新 2026-09-04 ・ 閲覧 279

VPCを複数作ると、次は「VPC同士をつなぎたい」が出てきます。方法はいくつかあるので、代表的な2つを比較します。

なぜVPCをつなぐのか

  • 本番用VPCと共有サービス用VPCを分けている
  • 部門ごと・システムごとにVPCを分けている
  • 別アカウントのVPCと通信したい

VPCは分離されているので、つなぐには明示的な設定が要ります。

VPCピアリング

2つのVPCを1対1で直接つなぐ方法です。

  • シンプルで低コスト(データ転送料のみ)
  • 双方のルートテーブルに、相手VPCのCIDR宛て経路を追加する
  • 推移的な通信ができない: A-B、B-Cをpeeringしても、A-Cは通信できない

VPCが2〜3個なら手軽ですが、数が増えると「全部をメッシュでpeering」する必要があり、管理が爆発します(N個で N×(N-1)/2 本)。

Transit Gateway(TGW)

多数のVPCを、中央のハブに集約してつなぐ方法です。

  • 各VPCをTGWにアタッチするだけ
  • ハブ&スポーク型で、VPCが増えても管理がシンプル
  • オンプレ(VPN/Direct Connect)とも集約できる
  • ルーティングを中央で制御でき、推移的な通信も可能

VPCが多い、将来増える、オンプレも含めて集約したい——そんな時はTGWが有力です。

使い分け

  • VPCピアリング: 少数(2〜3)のVPCを、シンプル・低コストでつなぎたい
  • Transit Gateway: 多数のVPCやオンプレをまとめて、拡張性・集中管理を重視

注意点

  • どちらも、CIDRが重複していると繋げない(アドレス設計が重要)
  • ルートテーブルとセキュリティグループの両方で、相手への通信を許可する必要がある

まとめ

VPC同士をつなぐなら、少数はピアリング、多数やオンプレ集約はTransit Gateway。規模と将来性で選びます。ここでも「CIDRを重複させない」というアドレス設計の重要さが効いてきます。最初のVPC設計時に、つなぐ将来を見越して範囲を決めておくのがおすすめです。

♥ 0(いいねはログイン後)

コメント 0 件

コメントするにはログインしてください。