RackShareRackShareラックを、シェアしよう

パブリックサブネットとプライベートサブネット|設計の基本形

クラウドかなこ ・ 公開 2026-07-21 ・ 更新 2026-09-04 ・ 閲覧 264

VPC設計でまず作るのが、パブリックとプライベートの2層構造です。なぜ分けるのか、どう作るのかを、基本形として解説します。

なぜ分けるのか

すべてのサーバをインターネットに直接さらすのは危険です。攻撃対象が増えます。そこで、

  • 外部からアクセスされる必要があるもの(Webサーバ、ロードバランサ)→ パブリック
  • 外部から直接触られたくないもの(DB、内部AP)→ プライベート

と分けて、隠せるものは隠します。これがセキュリティの基本です。

見分け方はルートテーブル

前提のおさらいです。サブネットの公開/非公開は、ルートテーブルにIGWへの経路があるかで決まります。

  • パブリック: 0.0.0.0/0 → IGW
  • プライベート: IGWへの直接経路なし(必要なら 0.0.0.0/0 → NAT GW

基本の3層(Web/AP/DB)

よくある構成は、こうなります。

パブリックサブネット
  └─ ロードバランサ / Webサーバ(IGWで公開)
プライベートサブネット(AP層)
  └─ アプリサーバ(NAT GW経由で外に出るだけ)
プライベートサブネット(DB層)
  └─ RDS(外に出る必要もなし、最も奥に隔離)

外側から内側へ、だんだん厳しくしていきます。DBは一番奥で、インターネットとは直接やり取りしません。

AZをまたいで冗長化

各層を複数のAZに分けて配置すると、片方のAZ障害でもサービスが続きます。

AZ-a: パブリック(10.0.1.0/24) / プライベート(10.0.11.0/24)
AZ-c: パブリック(10.0.2.0/24) / プライベート(10.0.12.0/24)

ロードバランサが複数AZのWebサーバに振り分け、DBもマルチAZ構成にするのが定番です。

プライベートへの管理アクセス

プライベートのサーバに入りたい時は、

  • 踏み台(Bastion)サーバをパブリックに置いて経由する
  • または SSM Session Manager を使って、SSHポートを開けずに接続する

最近はSSMを使い、そもそも22番を公開しない設計が推奨されています。

まとめ

VPC設計の基本形は「公開が必要なものだけパブリック、あとはプライベートに隔離し、AZをまたいで冗長化」。外から内へ段階的に守る多層構造にするのが定石です。まずはWeb=パブリック、DB=プライベートの2層から作ると、感覚がつかめます。

♥ 0(いいねはログイン後)

コメント 0 件

コメントするにはログインしてください。