RackShareRackShareラックを、シェアしよう

AWS VPCとは|クラウドの「自分専用ネットワーク」をゼロから理解する

クラウドかなこ ・ 公開 2026-07-25 ・ 更新 2026-09-04 ・ 閲覧 267

AWSを触り始めて最初の壁がVPCでした。オンプレのネットワークと対応づけると一気に分かったので、初心者向けに整理します。

VPCは「クラウドの中の自分専用ネットワーク」

VPC(Virtual Private Cloud)は、AWSの中に作る、あなた専用の仮想ネットワークです。オンプレで言えば「自社のネットワーク一式」に相当します。ここにサーバ(EC2)やDBを置いて、通信のルールを自分で決めます。

まずCIDRでアドレス範囲を決める

VPCを作るとき、使うIPアドレスの範囲をCIDRで指定します。

例: 10.0.0.0/16   (10.0.0.0 〜 10.0.255.255)

この範囲の中を、後でサブネットに区切っていきます。オンプレのアドレス設計と同じ考え方です。

VPCの中の登場人物

  • サブネット: VPCをさらに小さく区切ったもの。ここにEC2を置く。
  • ルートテーブル: どの宛先をどこへ送るかの経路表。
  • インターネットゲートウェイ(IGW): VPCをインターネットにつなぐ出入口。
  • セキュリティグループ / ネットワークACL: 通信を許可/拒否するファイアウォール。

オンプレの「セグメント・ルーティング・ゲートウェイ・FW」が、そのままクラウドの部品になっています。

リージョンとアベイラビリティゾーン(AZ)

VPCはリージョン(東京など地域)の中に作り、その中の複数のAZ(データセンター群)にサブネットを分けて置けます。AZをまたいで配置すると、片方のAZが障害でも生き残る冗長構成が作れます。これがクラウドの可用性設計の基本です。

最小構成のイメージ

VPC (10.0.0.0/16)
├─ パブリックサブネット (10.0.1.0/24) ─ IGW経由でネットへ ─ Webサーバ
└─ プライベートサブネット (10.0.2.0/24) ─ 直接ネットに出ない ─ DB

Webは外に公開、DBは隠す。この分離がVPC設計の出発点です。

まとめ

VPCは「クラウド上に作る自分専用ネットワーク」。CIDRで範囲を決め、サブネットで区切り、ルートテーブルとゲートウェイで通信を制御する——オンプレの考え方がそのまま効きます。まずは「VPC=自社ネットワーク」と対応づけると、全体像がスッと入ってきます。

♥ 0(いいねはログイン後)

コメント 0 件

コメントするにはログインしてください。