RackShareRackShareラックを、シェアしよう

ストレージの基礎|DAS/NAS/SANの違いと使いどころ

サーバ番長 ・ 公開 2026-08-09 ・ 更新 2026-09-06 ・ 閲覧 287

サーバのデータを置く「ストレージ」。DAS/NAS/SANという言葉が出てきて混乱しがちなので、違いを整理します。

DAS(直接接続ストレージ)

サーバに直接つないだストレージです。サーバ内蔵ディスクや、SASケーブルで直結した外付けディスクなど。

  • シンプル・低遅延・低コスト
  • そのサーバ専用(他サーバと共有しにくい)
  • 小規模や単体サーバ向け

NAS(ネットワーク接続ストレージ)

ネットワーク経由でファイル単位に共有するストレージです。ファイルサーバがこれ。

  • 複数のサーバ/PCから同じファイルを共有できる
  • プロトコルはSMB(Windows)、NFS(Linux)
  • ファイル共有・バックアップ置き場に向く
  • ファイル単位のアクセスなので、DBのような高IOPS用途には不向きなことも

SAN(ストレージエリアネットワーク)

ネットワーク経由でブロック単位にストレージを提供する仕組みです。サーバからは「自分のディスク」のように見えます。

  • 高速・低遅延で、DBや仮想化基盤の共有ストレージに向く
  • プロトコルはFC(ファイバーチャネル)やiSCSI
  • 専用のネットワークを組むことが多く、コストと構築難度は高め

ブロックとファイルの違い(ここが肝)

  • NAS=ファイル単位: 「このファイルをちょうだい」とやり取り。共有に強い。
  • SAN=ブロック単位: 「このブロックを読み書き」とやり取り。サーバからは生ディスクに見え、速い。

仮想化基盤で複数ホストからVMのディスクを共有する、といった用途ではSAN(またはそれに相当する共有ストレージ)が使われます。

使い分けの目安

  • 単体サーバの内蔵/直結 … DAS
  • ファイル共有・バックアップ … NAS
  • DB・仮想化の共有ストレージ(高性能) … SAN

クラウドでの対応

  • ブロックストレージ … AWSのEBS(SAN的な立ち位置)
  • ファイルストレージ … EFS(NAS的)
  • オブジェクトストレージ … S3(また別の種類、大量データ・バックアップ向け)

まとめ

DASは直結・専用、NASはファイル共有、SANはブロックで高性能。「共有したいか」「速さが要るか」「ファイルかブロックか」で選びます。クラウドのストレージサービスも、この分類に対応づけると理解が早いです。

♥ 0(いいねはログイン後)

コメント 0 件

コメントするにはログインしてください。