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RAIDの基礎|0/1/5/6/10の違いと使いどころ

サーバ番長 ・ 公開 2026-08-14 ・ 更新 2026-09-07 ・ 閲覧 245
技術解説 #冗長化

サーバのストレージで必ず出てくるRAID。種類ごとの特徴と、どこで何を使うかを整理します。

RAIDとは

複数のディスクをまとめて、1つのディスクのように扱う技術です。目的は主に2つ——冗長性(1本壊れても大丈夫)性能(分散して速く)。組み方(RAIDレベル)で、この2つのバランスが変わります。

RAID 0(ストライピング)

データを複数ディスクに分散して書きます。

  • 速い・容量を全部使える
  • 冗長性ゼロ: 1本壊れたら全データ喪失
  • 単体では実務でまず使わない(速度だけ欲しい一時領域くらい)

RAID 1(ミラーリング)

同じデータを2本に書きます(鏡写し)。

  • 1本壊れてももう1本で継続
  • 使える容量は半分(2本で1本分)
  • OS領域など、確実性重視の所に

RAID 5(パリティ分散)

3本以上で、パリティ(復元用情報)を分散して持ちます。

  • 1本壊れても、パリティから復元できる
  • 容量効率が良い(N本中1本分がパリティ)
  • 書き込み時にパリティ計算があり、書き込みは少し重い
  • リビルド中に2本目が壊れると全滅のリスク

RAID 6(パリティ2重)

パリティを2つ持ち、2本までの同時故障に耐えます。

  • RAID 5より安全(大容量HDDでのリビルド中故障に強い)
  • パリティ2つ分、容量効率は少し落ちる
  • 大容量ディスクを多数束ねる時の定番

RAID 10(1+0)

RAID 1(ミラー)を作り、それをRAID 0でまとめます。

  • 高速かつ冗長(ミラーの安全+ストライプの速さ)
  • 容量は半分(コスト高め)
  • DBなど、性能と信頼性の両方が要る所に

使い分けの目安

  • OS領域 … RAID 1
  • 高性能が要るDB … RAID 10
  • 大容量データ … RAID 6(安全重視)/ RAID 5(効率重視)

RAIDはバックアップではない

重要な注意です。RAIDは「ディスク故障」に耐えますが、操作ミスやウイルス、複数同時故障は守れません。RAIDとは別に、必ずバックアップを取ります。「RAIDがあるから安心」は禁物です。

まとめ

RAIDは冗長性と性能のバランスで選びます。OSは1、DBは10、大容量は6、が実務の定番。そして「RAID≠バックアップ」を忘れないこと。この使い分けが分かると、ストレージ設計で迷わなくなります。

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